貴方たちが産まれた時、私たちは本当にうれしかった。
その頃、家は母子家庭でとても辛い時だったけど、
そんな時、とても幸せな気持ちにしてくれたのが
ニーナとマニーだったんだよ。
私とママは、神様の贈りものだと思った。
トミが2回目に出産した子で、たった2匹の女の子。
きっとシェルティーとしては珍しいと思う。
神様が苦しい生活を慮ってくれたのかな。
でも、もう少しで危ないところだった。
産まれてたことに気づいてなかったんだものね。
結局どっちが最初に産まれたのかわからなかったけど、
たぶん、ニーナがお姉ちゃんで、マニーが妹。
だって、最初に動いて知らせてくれたのがニーナで、
そのあとを追うようだったのがマニーだったから。
思い出すことはいっぱいある。
ありすぎて書ききれない。
だから、ほんの少しだけ…。
ニーナ、あなたは本当に頭が良い子だったね。
一度も教えたことすらなくても、何でもパッと出来るから、
本当に天才的な子だなって思ったよ。
それにその頭の良さと、深い愛情を知ったことがある。
ワクチンの後遺症で、片目が白く濁って青くなってしまった
マニーの目を一生懸命なめてあげていたよね。
だけど、いたずらも見事にやったんだよね。
きっちりロディーにも伝授してくれて…。
見かけによらず、じゃじゃ馬娘だった。
それに、誰にでも好かれる子だった。
あなたと会った人は、皆あなたを欲しいといった。
私たちでさえ容易でないほど頑なな人の心を
溶きほぐすような不思議な力を持ってたね。
マニー、あなたは本当に甘えんぼだった。
抱っこして体を撫でたら、すごく幸せって顔して…。
それに、あなたは明るくて陽気な楽しい子だったから、
一番しっかりした強い子だと思ってた。
母犬のトミのご飯中に近づいて怒られても平気だったし、
ニーナに目をなめてもらって、うれしくて耳をなめてあげたら、
止めてと思いっきり怒られたのに、それでも平気だった。
それでも一生懸命なめつづけて・・・ニーナあきらめてた。
だから、とても打たれ強い子だと思ってた。
でもニーナが亡くなって、あなたには亡くなった様子を見せず、
気づかせずにすんだはずなのに、私の涙を見た瞬間、涙の
意味を知って、その時から、あなたが老衰でどんどん心身が
弱っていくのを感じた時初めてわかった。
あなたも素晴らしく頭の良い子だったんだね。
それに、本当はとても繊細でデリケートだったんだよね。
本当にごめん、私のせい・・・。
最後に…。
マニーが亡くなったあと、見た夢がある。
私がマニーのそばにいて、そこから歩いていこうとした時、
マニーが行かないでって感じで、とても淋しそうだった。
「どうしたの?淋しいの?」って手を伸ばしたら、その途端
マニーの姿がスッと消えて、とても悲しくて泣きそうになった。
そしたら遠くのほうに明るい広野みたいな場所が見えた。
そこにはニーナがいて、そしてマニーがいた。
その夢を見た時、私は思ったんだ。
あなたたちはもう手の届かない場所にいってしまたけれど、
だけど、マニーはニーナに会えて幸せなのかもしれないって。
きっとそのことを私に伝えてくれたんだなって。
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